本日2012年3月11日14時46分のちょうど一年前、東北地方太平洋沖大地震が起こり東日本大震災を引き起こしました。

あれから一年。
今思い出しても、こんなに離れた場所の東京にいて揺れが恐怖に思えたし、今でも感覚があります。
今はたまにある余震の揺れも慣れてきました。

月日が流れるのは早いもので、現在住んでいる東京では普段の生活とほとんど変わらない状況まで戻ってきました。
取り上げられるニュースは原発問題ばかり。
もちろん住んでいる人は大きな被害です。

あの大震災で大きな被害を受け、死者行方不明者が多く出た一番の原因は大津波。
被災者への配慮として、津波の映像がテレビで見ることは少なくなり、それと同時に津波より原発の問題がクローズアップされる状態です。
今、津波の被害があった人たちはどうして過ごしているのでしょうか。

震災直後は大きな義援金が集められました。
それが、今ではどうなっているんでしょう。
私は今でも売り上げの一部を義援金として寄付し続けています。

風化させてはいけない。
目の前で大切な人が亡くなったという事実。
家や仕事、家族、思い出、多くのものを失った事実。
当人ではないだけに、そのつらい気持ちを推し量ることは難しいです。

でも東京にいてあの恐怖。自分にできることとして、一時の感情での救済ではなく、自分のできる範囲で支援し続けることが大切だと思っています。

現地に行って目に焼き付けたい。
今は報道も少なくなったため、たまにあるドキュメンタリーは欠かさず見るようにしています。
前は仕事でよく東北の方にも行っていただけに愛着もあり、早く早く人々の傷が少しでも癒え、街並みが復活してくれることを祈ります。
直後に連絡して連絡が取れなかった人もネット上で安否を確認できると安心してしまいました。
その後、連絡できない自分自身に弱さを感じることすらあります。

忘れることはない出来事と同時に忘れてはいけない出来事のような気がします。
長い歴史の中で日本にも多くの震災がありました。
その中で今、その時代に生きていることに何かしらを意味があると感じたい。

まもなく14時46分です。
黙祷