ちょっと前までは「浮気は男の甲斐性だ」と言われていました。
しかし、今は案外そうでもないようで、夫以外の男性とお付き合いしている人妻も、少なくはないようです。
ある大手探偵業者のデータによると、独身女性の60%、既婚女性の80%くらいが、そういった経験があるとのこと。

「男はエヴリワンを求め、女はベストワンを求める」
とは、よくいったもの。
女性は男性に比べて、一人の男性を好きになると「他の男はイラナイ」となりやすい性質です。
困ったことに、結婚外恋愛の彼を好きになりすぎると、
夫は「イラナイ」とか「生活のために仕方なく一緒にいる」となる→夫も何となくそれに気づく→家庭がぎくしゃくする
という、典型的な家庭崩壊のスパイラルをたどることが多いです。

ですが、ちょっと待ってください。
婚外の彼は、本当にベストワンなんでしょうか?

心理学では、カップルの関係性を、このような段階に分けています。

1.ラブラブ期。相手の全てが愛しいと思える時期
2.お互いの悪いところも目につき、ケンカも起こる時期
3.お互いの性格がわかりきったように思い、諦めてしまう時期
4.更なるラブラブ期

婚外恋愛に走っているカップルは、3番目の「諦めてしまう時期」に突入していることが、ものすごく多いです。
この時期は、相手の性格の全てがわかったような気になってしまい、「あの人に何を言っても変わらない。
いいや、お互いに家庭さえ壊さなければ」
という気持ちになってしまいがち。
それに対し、婚外の彼は1か2ぐらいでありますから、相手の全てがステキに見えてしまうのは当然のこと。

本当いうと、3のステージにいるカップルは、相手に諦めたりせず「本当はどんな関係でいたいのか」よく考えて、それを相手に伝えるのが大切。もちろん、1回や2回で完璧に伝わることはないと思いますが、とにかく諦めないこと!
ここを超えると、4の「更なるラブラブ期」の関係へと移行できます。
この段階は、1の「ラブラブ期」の数倍結びつきが強いもので、いわゆる「年をとっても仲の良い夫婦」という感じになります。
二人で問題を解決してきた分、よりお互いが「なくてはならない存在」になるのですね。

これを読んでいる中には、ご主人以外の彼に心も体も奪われている状態の方が、いるかもしれません。
ですが「彼と夫では、ステージが違うのだ」という事実を、心のどこかにおいておきましょう。
そうすれば、本当に大切な人を失わずにすむのかもしれませんよ。
(橘つぐみ)

ローリエより引用)


難しい問題です。