毎年恒例の夏の甲子園の時期がやってきました。
やっぱり観たい。
手が離せないときはラジオをつけるようになりました。

本日の試合でも随所に感動する場面がありました。

スポーツは感動する。
サッカーの代表戦もそうやけど、甲子園なんて特にそう思う。

高校時代にしかない、3年間しかない間での試合。
それは一生の中での3年間。
チャンスは5回。
それに懸けている人たち。

勝った負けたの世界で、いろんな背景を見据えながら見るとこれほど面白いスポーツは他にあまり見当たらない。

自分も学生時代はスポーツをしていた。
残念ながら誇らしげに言えるような成績ではなかったと思う。

中学、高校、大学と続けてきた中で、やっぱり高校時代の三年間がいちばん一生懸命取り組んでいたようにも思えるし、記憶も鮮明な試合が多い。

その高校三年間は、他に遊んでいる人たちがうらやましく感じることはなかった。
むしろ卒業後にうらやましく感じることはあったかもしれない。

でも、それでよかったと今でも思う。
それが今の自分自身の基礎になっているところも多いのではないかと思う。

小さな地区大会は別にして、全国でも地区のブロック大会でも1番にはなれなかった。
なれるチャンスはあった。

ふと思い返すと、高校1年生の時に都道府県大会で2位になった時に恩師に言われた言葉が今でも残る。

「これが最高の成績になるな。2番じゃ駄目だ、1番は特別なんだ」って。

でもその後2番はあっても、1番にはなれなかった。

今、仕事で突き進んでいるのは1番になりたいのかもしれない。
自分のやっていることで1番をとりたいのかもしれない。

1番は特別。

スポーツだけでなく、日本一や世界一になれば世界が変わるという。
それがどうしても見たい。

それまでは人生突き進んでいくしかないし、いきたい。

仕事を始めると、マーケットが大きくなってなかなか日本一世界一になる機会は少ない。
でもなりたい。


甲子園の話に戻って・・・。
多くの野球少年が甲子園に出たい。

しかし一握り。
都道府県で一番になったからといっても、甲子園という全国の舞台では散々な結果で終わることも多い。

各学校、各選手によって目指しているものは違うと思うが、みな一生懸命練習している。
そして全国は広いし果てしない。

甲子園に出ている選手たちが、どんな気持ちで毎日練習していたのか?
どんな気持ちで3年間を過ごしてきたのか?
それによってどれだけ犠牲にしてきたものがあるのか?

すべてはわからないが、同じスポーツをやってきた人間として少しは分かるような気がする。
そんな気持ちで高校野球を見ていると楽しい。

そして、それぞれに感動がある。

年齢を重ねてきたからそう思うようになったのか?!
それはわからない。

でも、楽しくて仕方ない。
自分ではないけど、自分があの場所にいるような錯覚さえ感じることもできる。

こんな気持ちで見ている。

さあ、明日も応援しよ。
3年間の思いをぶつけた試合。